こんにちは、さとむぎ夫婦のさっとんです。
勝率90%の投資があるって聞いたら怪しいと思いますか?
しかも、ローリスクで、それなりのリターンも期待できる投資だとしたらどうですか?
今回は、そんなウソのようで本当にメリットが大きいIPO投資を紹介します。
騙されたと思って読んでみたら、良いことありますよ!
IPO投資ってなに?
IPOとは
IPOとは「Initial(最初の)Public(公開の)Offering(売り物)」の略です。
日本語では「新規公開株」や「新規上場株式」と表します。
つまり、株を投資家に売り出して、証券取引所に上場し、誰でも株取引ができるようにすることをIPOといいます。
IPO投資とは
そして、IPO投資とは、新規上場するときの「株を買う権利」を抽選で手に入れ、上場日のはじめに付く株価である「初値〔はつね〕」で株を売ることで利益を出す投資の方法です。
つまり、「上場前に株を手に入れて、上場日にすぐ売る」という単純な投資です。
IPO投資のメリット・デメリット
IPO投資のメリット
利益がでやすい
2017年から2021年までのデータをみればよくわかります。
年 | 上場数 | 初値プラス | プラス確率 | 平均利益 |
---|---|---|---|---|
2021 | 125社 | 103社 | 82% | 104,343円 |
2020 | 93社 | 69社 | 74% | 193,482円 |
2019 | 86社 | 76社 | 88% | 167,527円 |
2018 | 90社 | 80社 | 89% | 245,771円 |
2017 | 90社 | 82社 | 91% | 213,283円 |
年間で約90社が上場し、約90%の銘柄で初値がプラスになっています。
ここ2年はコロナショックの影響で、初値が上がりにくくなっていますが、それでも平均利益は10万円以上あります。
この平均利益というのは、全てのIPO株を初値で売却したときの平均利益ですので、利益がマイナスのIPO株もあります。
マイナスのIPO株を除くと、1回当選すれば20万円程度の利益が見込めます。
運用しなくてよい
上場初値ですぐ売るので、運用する必要がありません。
抽選に当選したら、当選した株を購入し、上場日に売却するだけです。
ポートフォリオを考えたり、リバランスをしたりする必要がないってことですね。
利益がすぐ手に入る
上場初値で売却をしたら、すぐに証券口座の残高が増えます。
証券口座から引き出せば、自由に使えますし、他の投資に回すことも可能です。
投資信託や個別株は、損益がどれだけプラスであっても、売却をしない限り、他にお金を動かすことができません。
投資をしていて、自由に動かせるお金が増えるのは、とてもありがたいです。
IPO投資のデメリット
損をする可能性がある
投資である以上、必ず利益がでるわけではありません。
上場銘柄の10%程度は公開価格(当選して購入する価格)より上場初値の方が下がっており、損をしています。
回避する方法として、IPO株の上場初値を予想しているサイトがあるので、参考にすると良いです(参考:庶民のIPO)。
なかなか抽選に当たらない
IPO株は売りだす株数が決まっているので、全員が株を買えるわけではありません。
抽選に応募して、当選しないといけないのですが、これがなかなか当たらない・・・。
それでも宝くじよりは当選しますので、根気よく続けられるかどうかになってくると思います。
資金が拘束される
IPO投資は当選しない限り、資金は不要なんですが、抽選に申し込む時点で、公開価格の購入に必要な金額を拘束されます(前受金といいます)。
例えば、公開価格が2000円であれば、100株単位のため最低20万円が必要になります。
もちろん、抽選に外れれば戻ってきますし、当選すればそのまま購入資金となるので、損はしないですが、お金を動かせなくなります。
ただし、前受金が不要な証券口座もあって、その証券口座なら当選するまでお金はいりません。
IPO投資の方法
IPO投資をする手順は全部で4つです。
また、事前準備として証券口座の開設が必要です。
IPOのスケジュールをチェックする
どの銘柄(企業)が、いつ上場するのか、これがわからなければ申込ができません。
先ほど紹介した、庶民のIPOなどの、IPO予想サイトにスケジュールも載っていますので、確認をします。
確認が必要なのは、次の4つです。
- 申込可能期間(ブックビルディング期間)
この期間内に申込をしないと、抽選に参加できません。 - 仮条件
公開価格決定前の金額で、申込時にどの価格で購入するかを決めます。
ほとんどの場合、上限の価格になるので、申込は仮条件の上限価格で申し込みます。 - 申込可能な証券口座
どの証券口座でも申し込めるわけではなく、上場する企業によって異なります。
自分が申し込みたい企業のIPOを取り扱っている証券口座が必要になります。 - 上場日
いつ上場するのかを確認しておきます。
どの銘柄に申し込むかを決めて、申し込む
申込可能期間に申込をします。
前受金が必要であれば、その分の資金も必要になりますので、ご注意ください。
当選したら、購入をする
ここが一番気をつけたいところです。
当選したら終わりではなく、購入の申込が別途必要になります。
これを忘れてしまうと、せっかくの当選が無駄になってしまいます。
上場日の9時までに成行で売却をする
最後に、上場初値で売却します。
上場日の9時までに、購入した証券口座から、購入した株を「成行」で売却しておきます。
「成行」は、「なりゆき」と読み、価格を指定せずに、売り買いする方法です。
初値がいくらになるかは分かりませんので、「成行」で売却しておくことで、初値が決まった時に、勝手に売却してくれます。
一度、実践してしまえば、簡単にできますよ。
さとむぎ夫婦のIPO投資実績
2021年の実績は当選は6銘柄で、利益は520,700円です。
ちなみに申込をした銘柄数は102銘柄です。
102銘柄中6銘柄当選していますが、1銘柄1申込ではなく、複数の証券口座から申込をしており、全ての申込数を合わせると946にもなります。
1銘柄当たり、10口座程度申込をしていますね。
なので、正確には946分の6銘柄の当選ですので、確率は0.63%です。
少ない確率ではありますが、貯金のお金を回しているので、当たればお金増えてラッキーぐらいの気持ちで続けています。
IPO投資にオススメの証券口座
オススメの証券口座を5つ紹介します。
SBI証券
IPOの9割以上を取り扱っているので、たくさん申し込めるのが特徴です。
抽選で落選しても「IPOチャレンジポイント」というのがもらえ、これを使用すると、使用ポイントの多い人から順に当選をしていきます。
マネックス証券
IPOの約半分を取り扱っており、SBI証券ほどではないですが、多く申し込める証券会社のひとつです。
また、平等抽選と言って、申込資金の大小に関係なく、ひとり1票で抽選してくれます。
なので、本当に運で当選します。
野村証券
前受金が不要です。
IPOの約半分を取り扱っているので、申し込める数も多いです。
当選してから資金を確保すれば良いので、気軽に申し込むことができます。
SMBC日興証券
IPOの約6割を取り扱っています。
ネット取引専用のダイレクトコースでは平等抽選なので、運しだいで当選できます。
楽天証券
IPOの約半分を取り扱っています。
後期抽選といって、申込可能期間(ブックビルディング期間)に申込後、購入申込をしてから抽選が行われます。
実質100%平等抽選なので、運で当たります。
他にも証券会社がたくさんあって、ここでは紹介しきれないので、別記事を見てください。
まとめ
今回は、IPO投資について紹介しました。
- IPO投資とは新規上場銘柄を購入した初値で売る投資方法
- メリットは利益がでやすく、運用しなくてよい
- デメリットは抽選になかなか当たらない、損することもある
- IPO投資の手順は、証券口座を開設、抽選に申し込む、当選したら初値で売る
IPO投資で目の前のお金を増やしましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!