こんにちは、さとむぎ夫婦のさっとんです。
資産運用のポートフォリオって、どうやって決めていますか?
おすすめされている銘柄にとりあえず投資しているって人もいると思います。
だけど、自分の目標とリスクに合ったポートフォリオでないと、
「利回りが低く、目標金額に到達しなかった・・・」
「想像以上の下落に耐えられず売ってしまった・・・」
なんてことが起きてしまいます。
そこで今回、目標利回りの決め方、目標利回り別のおすすめポートフォリオを紹介します。
自分のリスク許容度を分かったうえで、適切なポートフォリオを組んで、資産増加につなげていきましょう!
目標利回りの決め方
目標利回りを決めるために必要なステップは全部で5つです。
目標金額はないけど、ひとまず資産運用でお金を増やしたいって人も、ステップを踏むことで目標が見えてくるので実施してみてください。
すでに目標利回りが決まっている人は、おすすめポートフォリオをすぐに見てもらえればOKです。
①目標とするライフイベントと金額
まずは目標とするライフイベントを考えます。
結婚資金、住宅資金、教育資金、老後資金など、ライフイベントごとに必要な金額を決めていきます。
結婚式や新婚旅行など結婚資金として300万円、子どもひとりの教育資金として1000万円など、ライフイベントごとの金額を決めて、目標金額を計算します。
FIREを目指すなら、FIRE達成に必要な金額も合わせて考えましょう。
FIREに必要な金額の計算はこちらの記事で紹介していますよ。
②ライフイベントまでの年数
目標金額が決まったら、いつまでに必要なのかを考えます。
結婚資金は1年後、教育資金は15年後など、ライフイベントごとに必要となる時期が異なります。
FIREであれば、何年後に達成したいかで年数が決まります。
このライフイベントの金額や年数は、自分の置かれている状況によって変化するものです。
年に1回は見直しをして、ポートフォリオを再構築するようにしましょう。
③現在の貯蓄と投資に回せる余剰資金
必要な金額と年数が決まったら、今あるお金の棚おろしです。
そもそもお金に余裕がないのに資産運用はすべきではありません。
生活費の6か月分が目安となる生活防衛費を貯めて、余剰資金で投資をするようにしましょう。
お金の増やし方の記事もあるのでチェックしてみてください。
お金の棚おろしをして、すでに余剰資金がある人は、どれだけ資産運用に回すのかを決めます。
また、最初に大きなお金を入れるのか、0円から少しずつ積み立てるのかも決めておくと目標利回りも決めやすいです。
④毎月の積み立て可能額
今あるお金の次は、これから投資に回せるお金の計算です。
積み立てをすればするほど資産増加のスピードはあがります。
家計管理をして、積み立てのお金を確保しましょう。
我が家の家計管理もぜひ参考にしてください。
⑤目標達成に必要な年間利回り
目標金額・達成までの年数・投資可能金額が決まったら、後は目標利回りを計算するだけです。
下記のサイトで、初期の資金、毎月の積立額、運用年数、目標金額から、目標利回りを計算してくれます。
今ある貯金も活用する場合は、貯金の金額を抜いて計算してくださいね。
リスク許容度を知る
目標利回りが分かっても注意することがあります。
それは、自分がとれるリスクを知ることです。
自分のリスク許容度を知るためには下記の無料診断サイトがあるので実施してみてください。
自分のリスク許容度に対して、目標利回りが高すぎる運用は精神的に持ちません。
その場合は、ライフイベントを見直したり、家計自体を見直したりして、目標利回りをリスク許容度に合わせる必要があります。
ただし、お金のことや投資のことを知らないとリスクを低くしがちです。
知識があることで、適切なリスクをとれるのでお金や投資の勉強をしましょう。
このブログを読んでもらったり、本を読んだりして、知識を手に入れてください。
おすすめの本は別記事で紹介しているので、要チェックです。
目標利回り別おすすめポートフォリオ
ここからは、目標利回り別のおすすめポートフォリオを紹介していきます。
投資したい商品の好みもあると思うので、それぞれ2つずつ紹介しますよ
また、投資信託はひとつの商品で分散投資の効果があるので、できるだけ商品を絞ったポートフォリオにしています。
①目標利回り3%
債権を中心としたポートフォリオでリスクを抑えた運用が期待できます。
国内債券75%+外国株式25%
国内債権の利回りは1%程度ですが、下落リスクが低く安定した運用が魅力です。
外国株式25%入れて、3%の利回りを目指します。
おすすめ銘柄
国内債権:明治安田日本債券ファンド
外国株式:eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
外国債券100%
外国債券であれば、債権だけで利回り3%を目指すことができます。
アメリカやヨーロッパの債権であればリスクも高くないので、安定した運用が期待できます。
おすすめ銘柄:ニッセイ外国債券インデックスファンド
②目標利回り5%
複数の資産に投資をすることでリスクとリターンのバランス運用を目指すポートフォリオです。
株式・債権・REITバランス
バランスファンドの中でも資産分散が最も多いのが、株式・債権・REIT(不動産)に分散投資しているファンドです。
資産分散しているので、大きなリターンにはなりにくいですが、リスクも抑えられます。
おすすめ銘柄:eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
株式・債権バランス
国内外の株式と債券を50%ずつ保有するポートフォリオです。
株式の比率が50%あるため、5%のリターンを期待することができます。
おすすめ銘柄:ニッセイ・インデックスバランスF 4資産均等型
③目標利回り7%
利回り7%となると、ある程度リスクをとったポートフォリオが必要です。
株式やREIT(不動産)など値動きの大きな資産への投資が中心となります。
短期投資には向かないので、15年以上運用する場合に選ぶようにしましょう。
株式100%
外国株式を中心に様々な銘柄に投資をする商品を選択することで、株式の中で分散投資ができます。
おすすめ銘柄
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
REIT100%
国内REITでは難しいですが、外国REIT(不動産)への投資であれば利回り7%が期待できます。
おすすめ銘柄:eMAXIS Slim 先進国リートインデックス
株式とREITを半分ずつ保有するのも方法ですね。
④目標利回り10%
利回り10%となると、かなりリスクをとったポートフォリオになります。
株式の中でもリスクもリターンも大きい銘柄が中心となります。
価格変動が激しいので、50%下落もあり得ることを覚悟して保有する必要があります。
ハイテク株式100%
近年、ハイテク株式は大きく成長しています。
GAFAMを代表としてDX時代を牽引していくであろう企業が中心なため、今後の成長も期待できます。
おすすめ銘柄
eMAXIS NASDAQ100インデックス
iFreeNEXT FANG+インデックス
ハイテク株式50%+レバレッジ株式50%
ハイテク株式に加えて、さらに2倍の値動きをするレバレッジ銘柄を加えたポートフォリオです。
ハイテク株式以上にハイリスクハイリターンなので、資産の80%が一時的になくなっても大丈夫と思える人だけ検討してください。
おすすめ銘柄(レバレッジ):iFreeレバレッジ NASDAQ100
リバランスの重要性
ポートフォリオを構築すると、始めた時の比率を維持することが大切です。
株式銘柄と債券銘柄に半分ずつ投資をしたとしても、期間がたつと投資比率が株式6割、債権4割なんてことになります。
そのため、毎月の積み立ての時に、割合が半分ずつになるように投資金額を調整することをリバランスと言います。
安定した運用をするためにも、複数の商品に投資をする場合はリバランスを実行しましょう。
リバランスが面倒な人は、ひとつの投資信託で運用するとリバランスの必要がありません。
資産分散したいなら、8資産均等や4資産均等など、ひとつの投資信託で勝手にリバランスしてくれる商品を選びましょう。
さとむぎ夫婦は、自分たちで毎月リバランスしています。
つまり、自動積み立てではなく、毎月手動で投資金額を決めています。
別記事で我が家の積み立て金額とリバランスの仕方を解説しているので参考にしてください。
まとめ
今回、目標利回りの決め方、目標利回り別のおすすめポートフォリオを紹介しました。
ぜひ、自分や家族の目標に応じて、適切なポートフォリオを組んでくださいね。
また、リスク許容度に合った目標利回りが大切ですので無理は禁物です。
家計の見直しもしながら、上手に資産運用していきましょう!
他にもおすすめ銘柄はあるので、ランキング記事もチェックしてみてください。